オリジナルポロシャツの印刷方法
2017年07月05日 17時32分
オリジナルポロシャツに印刷する場合にはどういった印刷方法があるのでしょうか?
1番目は「インクジェットプリント」です。専用のプリンターを使ってポロシャツの生地へ直接プリント加工します。
シルクスクリーンプリントなどと異なり、製版が不要です。
写真やグラデーションを使ったデザインでもリーズナブルな料金で印刷できます。
再現性が高いのは細かいドットで印刷するからです。小ロットでも料金は安くなります。
デメリットとしては、CMYKインクで印刷するから、DICやPANTONEの色指定ができないことです。
また、蛍光色や金色や銀色の特殊プリントには対応していません。
2番目は「シルクスクリーンプリント」です。
綺麗に仕上がりますが、製作過程が複雑になりますからコストがかかります。
まずは、プリントデザインを分版する作業からスタートです。一色ごとに版を作成します。
そして、インクを一つ一つのせて制作します。オリジナルポロシャツではもっとも古い印刷方法です。
本格的な仕上がりが魅力ですし、オーダーする枚数が増えれば増えるほどコストパフォーマンスはよくなります。
大量生産をする場合にはメリットがあります。逆に少量の場合は高くつきます。
初期費用には割高感を感じるでしょう。洗濯への耐久性やポロシャツの生地の相性ともいいので人気の印刷方法です。
3番目は「熱転写プリント」です。
オーダーの枚数が少なくて多色印刷をする場合は熱転写プリントがおすすめです。
専用の転写紙にプリンターでデザイン出力します。それを高熱高圧で圧着する方法になります。
ソフトな質感が魅力ですが、インクのドットが熱で結合されるからです。製版代が不要ですから、金額的なメリットがあります。
オプションで特殊プリントをすることがあります。
これによって、ちょっと風合いのあるオリジナルポロシャツができあがります。
「顔料プリント」はインパクトがあって発色が良いのが特徴です。
細かなデザインの再現性が高く、生地を傷めませんから滲みもないです。
少し固い風合いになるのはインクが糸に固着するからです。
「ラメプリント」はゴージャスな仕上がりを希望する場合にはお勧めです。
キラキラとしたラメ粒子が入ります。女性に人気の加工方法です。
「4色分解プリント」は多色デザインやカラー写真をCMYKの4色に分解する印刷方法です。
オーダー枚数が多ければ検討してもいいでしょう。アナログカラーで写実絵画みたいな雰囲気になります。
「金・銀プリント」は存在感が増します。光沢感が生まれます。
白地の場合はあまり目立ちませんから、濃い目の色のポロシャツを選ぶと綺麗に浮き出てくれます。グラデーション印刷はできません。
「グラデーションプリント」は一つの版に2色を使用する方法です。
上と下からインクを混ぜ合わせながら濃淡の調整をしていきます。
これは手作業になりますからグラデーションの色味は一つ一つ違ってしまいます。
これ以外に印刷ではないですが刺繍もあります。
個人名を入れる場合です。これならばネームプレートを着用することもありません。
ポロシャツ生地の表面に直接刺繍します。
ワッペンを土台にして刺繍を作成してエンブレムにする方法もオリジナルポロシャツでは使われます。
いかがでしたでしょうか?
オリジナルポロシャツに印刷する場合にはどういった印刷方法についてご紹介しました。
これで印刷に関しての知識も少しできましたね。ぜひ参考にしてみてください。